月別アーカイブ: 2011年 1月

A.コッカースパニエルの皮膚病ー精神的な皮膚病

4歳になるアメリカンコッカースパニエルのロンちゃんは、2歳半すぎに手足を噛むところから、だんだんとお腹や胸まで皮膚病が広がってしまいました。当時の動物病院で、真菌検査、アカラス検査、血液のアレルギー検査とかいろんな検査をして、さらに食事もその獣医さんの指示どうりかえても、いっこうによくなりません。(アレルギーの血液検査はハルペッツクリニックではほとんどしません。なぜならそこに原因がないことがほとんどだからです)。当時の獣医さんにステロイド治療をすすめられましたが、人間への慢性ステロイドの悪影響を飼い主さんがご存知だったがために、それはやめてみえました。が、かゆみもおちないので、困ってみえました。以前に、ハルペッツクリニックが肝臓の腫瘍の漢方治療にかかわった東京にいるA.コッカー仲間の方のご紹介で、東京方面(埼玉県)からわざわざ遠いところ、当病院に漢方治療をやってみようと来院されました。お腹や胸の皮膚病、かゆみは、漢方治療で2ヶ月ほどである程度改善したのですが(これは体質改善)、顔と手足の先のかゆみはなかなかおちません。問診などにより、精神的な要因がからんでいることがみえていましたので、精神的な要因の改善に主眼をおいて、治療をすすめたところ、半年はかかりましたが、体のすべてのかゆみをおとすことができました。1年たった今は、ずいぶん安心してみていられます。ただ、少し飼い主さんが油断するとワンちゃんの精神的な皮膚病が再発することがよくあるので注意が必要です。つまり、体質は漢方で改善できても、精神的な気持ちのもちようというのは完全に改善するのは難しいようです。何かのきっかけでまたもとの精神状態にもどる可能性があるのです。ただそれをコントロールする漢方や行動療法が自分も飼い主さんも分かっているので、再発しても前みたいに長引くことはありません。

胸の所が真っ赤でかゆみのある1年前のロンちゃん

1年たった現在のロンちゃん。毛並みもよくなったよね。

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ポメラニアンの皮膚病ー膿皮症とアロペジア

ポメラニアンの皮膚病には、ふつうのかゆみのある皮膚病以外に、かゆみはないけども脱毛がおこる、ある種のホルモンの低下からくるアロペジアとよばれる皮膚病が多くみられます。ポメラニアンの5歳のタイガちゃんは、首の周りから背中、そしてお尻のほうへと脱毛がみられ、さらには、お腹のほうはかゆみをともなう湿疹、膿皮症、がみられる状態でした。3年以上病院にいっても治らないので、お悩みになり、岐阜のほうから来院されました。かゆみをともなう皮膚病に対しては、漢方で主に治療し、背中の脱毛という皮膚病に対しては、ホルモン剤で治療しました。かゆみは一ヶ月で落ちたのですが、脱毛のほうは、3ヶ月くらい発毛反応するのにかかりました。でも5ヶ月経った今は、細かい、少しクリームかかった柔らかい毛が前よりたくさんはえてきました。でも色も毛質も違うので不思議です。これは漢方治療後にはよくあることです。

背中には白ではなく、クリーム色の柔らかいたくさんの毛がはえました

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アトピー性皮膚病 フレンチブル

フレンチブルのらいむちゃんはまだ2歳。他院で、1年前の去勢手術後からお腹の湿疹ができて、それが広がり、アトピー性の皮膚病といわれ、ずっとステロイドを使って治療してきました。まだ2歳なのに毛並もわるいですし、赤みは引かないし、心配になって漢方治療のため来院されました。一ヶ月かけて慎重にステロイドを少しづつへらしながらなくし、2ヶ月でほとんどかゆみもなくなりました。3ヶ月目でほとんど完治しました。やはり若いですから、免疫力の回復も早いので、治療も早いです。でももしステロイドを長くつづけていたら、治るのも遅くなりますよ。

治る前

口元は赤いけど、身体のかゆみは治り、きれいな皮膚になりました!

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アレルギー性皮膚炎といわれて

ダックスのココアちゃんはまだ一歳ですが、他院でアレルギー性の皮膚炎といわれ外耳炎も治らないため、来院されました。ステロイド治療とかまでしていなかったようですので、漢方治療一ヶ月でかゆみもおち、外耳炎もなおりました。もう一ヶ月漢方をのんでもらいましたが、もうすぐ体質改善も終わると思います。アレルギーを意識して治療したわけではありませんが。

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不思議な猫

ポルトガルのリスボン郊外のシントラという田舎町、ムーアの城跡にポツンと独りたたずんでいる猫がいました。まるで何百年もそこにいるかのような不思議なオーラをはなっていますよ。

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食事アレルギーの皮膚病といわれたけど?

前回まで3回のブログで紹介した子は、みなたまたまトイプードルでした。皮膚病と心臓病の因果関係は、科学的にはよくは解明されていません。が、東洋医学では、全体的に診て、体の健全でないところの表れが、皮膚だったり、心臓だったり、という考え方をします。そして、その根本の病気の対策として漢方薬を処方するという過程をふみます。

さて、今回は、生後4ヶ月で食事アレルギーで皮膚病になったといわれて来院されたマルチーズのリリィちゃん。ようく話しを聞くと、皮膚病になる前に胃腸炎になったとのことでした。そこで胃腸の炎症も考えて、皮膚病の漢方薬を処方し、1ヶ月でよくなりました。実は食事はなにもかえていないので、食事アレルギーではなかったと思います。漢方薬で、胃腸を強くすることが、いくらか皮膚病の治療に役立ったのだと思います。

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アトピー性皮膚炎と心臓病の関係は?part 3

1歳になるトイプードルのナナちゃんは、生後半年から皮膚病がひどく、アトピー性皮膚炎といわれ、ステロイド治療をしていましたが、ひどくなる一方で、当病院にこられました。その時は、ナナちゃんの皮膚を心配するお父さんの悩んだ顔をよく覚えています。心臓にも少し問題があり、心臓のほうは、西洋の薬をつかい、皮膚病のほうは、漢方薬で治療し、3ヶ月ほどで、ナナちゃんの皮膚はより濃い色の毛がたくさんはえ、かゆみもおち、お父さんの表情もずっと明るくなりました。

それから2年がたちますが、一度も皮膚病がでたことがありません。ただし、心臓の西洋のお薬を飲み続けてもらってはいます。(心臓も悪化はしていません)

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慢性化した皮膚病と心臓病の関係は? part 2

同じくトイプードルのハニーちゃんは、むかしから外耳炎や皮膚に湿疹がよくでていました。漢方薬治療して、もうほとんど耳や皮膚の具合はよいのですが、やはり通院中に心臓が悪いことがわかり、心臓の負担を減らす西洋のお薬をのんでいます。それから1年以上、皮膚も心臓も悪化していませんが、心肥大が少しみられるので、心臓の西洋のお薬だけは止めずに続けています。、

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慢性化していた皮膚病と心臓の関係は?

トイプードルのペコちゃんは、お腹や手足など、どこかかしら痒いというのがつづいて、他院でなかなか治らないので、漢方薬治療にこられました。アトピーというほどひどくないのですが、やはり、皮膚と少し心臓に問題をかかえているようでした。漢方薬で、少し血圧もおとすようにして、皮膚を治療しましたら、1ヶ月ほどでほとんどよくなりました。ただ、そのあと薬をすぐやめたら、また再発をしましたので、今、最低量の漢方薬をつづけています。体質改善がすんでいなかったとうよりは、心臓の影響ではないかと思っています。となると漢方治療は継続したほうがよいと思います。

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袋が好きです

こんにちは。ジャコです。袋があったら、やっぱり入っちゃいますよね。猫ですから。

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